Everyman #228c
久々にパイプの紹介記事でも書いてみます。今回は棚の奥を探したら出てきたこのパイプ。なかなか良いパイプなのですが、最近は出番がありませんでした。
恐らくは、この228cというシェイプは337cと共にComoyの中ではポピュラーなプリンスではないでしょうか。それだけに中古市場でも玉数が多いようでチラホラ見かけます。少なくとも50年代後半には存在したシェイプだと思うのですが、妙に息の長いシェイプで現在のシャコムでも生産されていますね。シャコムの製品が普通に買える日本ではお馴染みの形といえるのかも知れません。
刻印はこの通り。60年代初頭ぐらいのものでしょうか。合わせ目もきっちりとしていますが、流石にセカンドグレードだけに刻印の下に目立つ埋めがあります。
基本的にはComoyの製品はどのグレードでもかなり高い工作精度です。しかし、このパイプは最下位グレードのEveryman故かステムの煙道がズレています。まあ、実用に関してはあまり問題では無いのですが気になる点には違いありません。
Comoyのセカンドは同じグレードでも年代や状態によってかなり見栄えが違ってくるようで、このパイプの仕上げはEverymanにしては頑張っていると思います。埋めこそありますが、この通りピッカピカ。とは言え、片側の木目はほぼボウズですが。
仕上げやグレードが異なっても大筋では同じような味がするのはComoyの共通点。無論、このパイプも同じようにComoyのビターな吸い味が楽しめます。試しにマクレーランドの#5125 Coyote Classic Fullを詰めてみたら非常に調子よく喫煙できました。マクレーランドの甘さとComoyのビターさとの相性はやはり良いようです。味の傾向さえ気に入れば最高の実用パイプでしょう。
では、何故このパイプの出番が少なかったのか?というと理由は簡単、もっと良いパイプがあるからとしか言い様がありません。要は例外的に素晴らしい品質を誇るセカンドグレード、Guildhallの存在が大き過ぎる点。これは多分に好みの問題もありますので、断定は出来ないのですが、、個人的には全てにおいて、EverymanがGuildhallに勝る点は無いように思えます。まあ、価格がより廉価(1955年時点でGuildhallが$5.00に対してEverymanが3.50)なので仕方の無いところもあるのですが、、ただ、現在の中古市場では取引価格さほど変わらない訳でして、、このあたりが中古品の難しいところです。
無論、パイプ自体には多少造りが劣る以外は何ら問題点はありません。ですが、、なまじ本数が溜まってくるとこういう事も多々ありまして、、ヘタにセカンドばかり買うのも考え物なのかもしれません。ただ、このパイプはかなり調子が良かったので今後使う機会は増えるとは思います。
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