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England's best pipe value

Esoterica: Pembroke , St. Ives

stpem
2回連続で着香タバコのインプレをしましたが、その締めとして今回はEsoterica:のPemrokeとSt. Ivesについてレビューします。まあ、この2種をアロマティックに含めていいものなのかは難しいところですが。

イングリッシュミクスチャーに着香を施す、というのはある意味邪道とも言えますが個人的にはこういうブレンドもアリなのではと考えています。うまくブレンド出来れば甘い香りと甘い味を同じに味わえるような気もします。ただ、ヘタをすれば単に風味の損なうだけなので注意が必要と言えるのかもしれません。
そんな感じのブレンドの中でもEsoterica Tobaccianaのブレンドはかなり出来が良いと思います。Esotericaは本格的なイングリッシュミクスチャーのイメージがありますが、意外と着香?されたブレンドも多いです。Hastings、Ramsgate、Woodbridge等は明かに説明文にそのようなことが書いてあります。そのEsotericaの中から今回紹介するのはPembrokeとSt. Ivesの2種です。

pembroke
まずPembrokeについての説明。これは同シリーズの代表的銘柄"Margate"にコニャックの香りを加えたものです。メーカーの説明は、
A luxury English blend (Margate) is married with fine French Cognac.
This outstanding mixture is a "match made in heaven."
Rich taste with character to match.
A symphony of delicate aromas and elegant flavors.
とちょっと大袈裟なもの。葉は見ての通り細かい刻みで、触った感じはけっこう湿っぽいです。香りの方はパッとコニャックの香りだとはわからないとは思います。ただ、どことなく甘い香りで通常のイングリッシュミクスチャーではないことはすぐにわかります。

stives
続いてSt. Ivesについての説明。メーカーの説明は、
A totally new concept for the smoker of fine aromatic tobacco.
Dark and Golden Virginias are blended with Black Virginia Cavendish
and portions of Greek, Oriental, and Cyprian Latakia tobaccos.
Enhanced with a subtly scented fruit extract. An aromatic English.
との事。Pembrokeがオリエントメインのブレンドに着香したのに対して、こっちはヴァージニアをメインのブレンドに着香したものと言えるのかもしれません。刻みは概ね細かめと言えますが、ところどころ黒いフレークが混じってます。これがBlack Virginia Cavendishなのでしょうか?香りについてはちょっとよくわかりませんね。Enhanced with a subtly scented fruit extract. との事ですが、なんのフルーツかはわからないので。ほんのりと甘い香りがすることだけはわかりますが。

例によってとりあえず吸ってみます。
Pembrokeは一部ではもう定番と言って良いくらいメジャーな銘柄なので、今回はマイナーなSt. Ivesを試してみましょう。使用パイプはOld England #771。
吸った感じは着香の香りより舌に感じる甘さの方が強い気がします。鼻には多少香ばしい臭いがしますが、いわゆる着香の臭いとは違うようです。このタバコはオリエントもラタキアも入っている訳ですが、あまりそんな感じはしません。確かに独特な甘味はオリエントっぽいですがクセは和らいでいるようにも思えます。改めて吸ってみるとなかなか面白いですね。

今回はPembrokeについては吸っていませんが、このタバコも概ね似た感じではあります。ややこちらの方がクセがあるとは思いますが。あと便宜上、着香と分類しましたが、それほど臭いがきつくないのでパイプに付く臭いもほとんど気になりません。どちらも甘く、吸いやすいのでかなり上質なタバコと言えそうです。

しかし、、タバコ選びというのは難しいものですね。理屈の上でも吸ってみた感想も旨いタバコには違いないのですが常喫とまではいかないです。特にPembrokeは一時期このタバコさえあれば他はいらない、と思えるほど好きな銘柄だったのですが。1年以上前に買った8ozパックがまだ半分ぐらい残ってます。理由は単純なもので、要はこの強引な甘さがしつこいと感じるようになったから。特にComoyに詰めて吸うとそれこそコッテリとした甘さ。たまに吸うにはいいけど毎日は吸えません。そんな訳で減りはかなり遅いです。もっと軽い味わいのパイプで吸えば丁度良いのかもしれませんが。

まあ、それでもこの単純な甘さは気に入ってますのでちょくちょくは吸っています。個人的にはこのようなブレンドは日本国内でこそ受けそうに思うのですが。この2種なんかは特にそうなのですが、それほどパイプによる味のブレはありません。余程質の悪いパイプを持ってこない限りは美味しく吸えるのではないかと。パウチ入り1000円ぐらいで出せば結構売れるんじゃないかなあ、と考えているのですが商売となると難しいのかもしれませんね。
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