guilhall #683


個人的にはComoyセカンドの中では最良グレードのGuildhall。数が揃ってくると珍しいシェイプが欲しくなってくるもので、これはそんな感じで手に入った#683です。

これはシェイプとしてはショートブルドックでしょうか。デンマークやイタリアあたりのハンドメイドでは見かけるシェイプですが、Comoyのような伝統的なメーカーでは珍しいシェイプだと思います。ボウルは通常のブルより縦に長い感じで、短いシャンクに良く合っていると思います。


刻印はごく普通。写真ではダニッシュパイプの影響を受けた後の70年代の製品なのかと思いましたが、この刻印は60年代中頃以前の物のようです。


ステム回りの造りもいつもの通り。最上とは言えなくとも、必要十分な出来。


目立つ埋めもあり、ステインもやや地味ですが、流石はGuildhallといった感じで味わいがあります。全体的にバーズアイが綺麗なパイプですね。

吸い味もいつも通りの変わらないComoy味。今ではなんか落ちつく味です。ただ、このパイプはチャンバー形状はやや特殊でかなり急なテーパー角です。ちょっと慣れないと使いづらいでしょう。どれを買っても同じような味というのはつまらなくもありますが、逆に言えばそれだけの品質の製品ということなので、このGuildhallはComoyのグレードの中ではかなりオススメといえそうです。


手持ちのGuildhallによるサドルステムのブル系シェイプの比較。ブルドックは#5、スクワットブルドックは#398です。やはりコモイのシェイプはどれもどことなく上品な気がします。まあ、セカンドグレードには違いないのですが個人的には形、造り、味ともに満足ですね。
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