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England's best pipe value

パイプと飲み物

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たまには気分を変えてパイプでもタバコでもなく、飲み物について書いてみます。ちょっと吸い味がしつこいので舌の感覚をリセットしたい時、もしくは舌が乾いてきて味が分りづらくなった時などになにか飲むとより喫煙を楽しみやすくなるのではないか、と思います。

・ コーヒー
まずはコーヒー。自分がほぼ毎日飲む飲料が珈琲です。まあ、栄養価的にはあまり価値の無い飲料なのかもしれませんが生活必需品となっています。そういう訳で今のところ、私がパイプとのとりあわせで一番多いのはコーヒー。出来れば渋い喫茶店で本でも飲みながら楽しみたいところ。何度か薄暗い名曲喫茶でパイプ吸いましたが、自己満足の世界に浸るには最高かもしれません。残念ながら、、なかなかそんな機会はありませんが。

となると、やはり自宅で自分で淹れるコーヒーを楽しむことになります。それにしても、日本という国はコーヒーに関してはかなり恵まれていると言えそうです。品質も価格もピンキリですが都市部であれば相当マニアックな品でも手に入りますし、ちゃんとした豆を仕入れて焙煎する自家焙煎コーヒー店は地方でも相当な数があります。まあ、セコイ性分の私はそんなに高いものは買えませんが、そこそこの値段で美味いコーヒーが飲める現状は喜ばしい事です。ちなみに、冒頭の写真に写っているのは近所のコーヒー屋でこつこつと焙煎しているマンデリン。値段は高くなくとも、かなり大きい豆で欠点豆もほぼ無し。焙煎方法がやや特殊なせいかちょっとクセがあるので、舌の肥えた方にはちょっと受け入れられないかもしれませんが飲んで甘く香ばしいので十分満足しています。抽出器具もペーパー、サイフォン、プレス、ネルとほぼ一通り持っていますが、個人的に一番の好みはネルドリップです。焙煎後、1~2日経過したぐらいの落ち着いたコーヒー豆をミルで挽いてネルドリップ後、小ぶりなコーヒーカップですすりながらパイプを吹かすというのが、時間に余裕がある際の自分の至福の時と言えそうです。

さて、自分としては愛して止まない飲料なのですが、欠点もいっぱいあります。まずコストパフォーマンスの点では難アリと言わざる負えません。確かに、安いコーヒーは安いのですが飲んでみて心底美味いと思えるコーヒーとなるとそこそこの出費は覚悟しなければなりませんし。さらにおいしく飲むには一回の抽出に最低でも一杯10グラムぐらいは必要となるので、豆が無くなるスピードも早くこれも難点。豆自体も乾物と言うよりは生鮮食料品に近く、どんどん劣化していきます。もう一つ言えば抽出技術も練習が必要ですね。しかも抽出方法、豆の荒さ、湯温、蒸らしのタイミング・・・と各々個人の提唱する作法のようなものがあり、未だに統一した結論が出ていないというのが現状でしょう。
難点だらけの飲料なのですが、そこが面白いとも言えるような気もしますね。逆に言えば現在進行形で進化し続ける飲料とも言えますし。実際のところ、コーヒーの世界は意外と味自体に流行り廃れがあったようですし好みの傾向もプロの間でも意見が分かれているようですが、そういう点はパイプスモーキングに似た感はあります。私個人の意見で言えば、そこそこ美味いコーヒーは日本に数多けど、この店でなくては味わえないわざわざ買いに行きたいコーヒーというのは少なくそこが難しいところ、といった感じでしょうか。

さて、本題のパイプタバコとの相性ですが、、実際のところあまり合っていないのかもしれません。というのは、コーヒーの味の方が勝ってしまうことが多い気がしてならないからです。無論、双方の組み合わせによっても変わりますが、特にここ最近の流行りであるやや強めのローストのコーヒーには合っていないような。強い着香やダークロースト系のヴァージニアには合っているような気がしましたが、純粋に美味いヴァージニアやオリエンタルには明らかに不向きかと思える事がありました。まあ、これを不具合ととるか面白みとるかによって楽しみ方が違ってくるのでしょうか。煩雑さや欠点は判ってはいますし、こういう結論に達しているのですが、普段の自分はほぼ毎日コーヒーとパイプで楽しんでいます。

・ 紅茶
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最近は美味い紅茶とパイプタバコ、、というのは実は結構合っているのではないか、と思っています。紅茶に関しても日本は恵まれているようで、これもありとあらゆる品が手に入ります。最高級のダージリン、産直のセイロン、高級なキーマン、、と何でもありです。恐らくは本場の英国よりも高級な葉が日常に溢れているでしょう。日本の喫茶文化の特異性といったところでしょうか。

最近は高品質のスリランカ産紅茶も結構飲むようになりましたが、個人的には中国紅茶が好みですね。独特の甘い味がいいです。まあ、本格的な物は当然ながらかなりのお値段になりますが、探せば手頃な物が無い訳ではありません。写真は中華街の中国茶屋で買った、正山小種。あまり高級な茶葉ではありませんが、ストレートでもミルクティーでも結構美味しく飲めます。誰が最初に言ったかは知りませんが、シガーとラプサンスーチョンの組み合わせは最高という話も聞いたことがありますが、個人的にはパイプタバコでもそこそこ合っているように思えます。私はヴァージニアタバコで楽しむことが多いですね。ラタキアと似たような香りがしてなかなかオツなものです。無論、バルカンブレンドと合わせても燻煙臭が増幅する感じがして面白いですが。

実はコストパフォーマンスもそう悪いものではありません。よく漫画等ではブルジョアの象徴的な感じで紅茶が出てきますが、コーヒーと比べると1杯あたりの単価では比べ物にならないくらい紅茶の方が安い気がします。最高級茶葉でなくとも、専門店でそこそこの茶葉を求めれば期待以上に楽しめます。抽出技術にしてもコーヒーに比べるとはるかに楽なものです。基本的にはゴールデンルールに沿って淹れれば問題は無い、はずです。何故か女性好みの飲料というイメージも定着してしまった感もありますが、昔の英国紳士を気取って紅茶と紫煙というのも良いんじゃないでしょうか。

・ 中国茶
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恐らく、シガーを吸う方の中には中国茶を飲みながら楽しむということもあるかと思いますが、これをパイプタバコと合わせるのも大いにアリなんじゃないかと私は思います。まあ、一口に中国茶と言っても、緑、青、黒、白、黄、紅のざっと6種類はありますし、そこから枝分けすると相当数になりますので、一概にどうとは言えないのですが、やや薄味の物であれば実はタバコには一番合っている気もします。そんな訳で烏龍茶とヴァージニアなんて取り合わせも面白いものです。
昔は白茶を好んで飲んでいました。無論、ケチな私が白毫銀針や白牡丹なんて高級銘柄は買ってきませんが、中華街の専門店に行けば500円ちょいでもそれなりのものは買えます。味は、かなり薄味で、スミルナNo1あたりの上等なオリエンタルブレンドとの相性はなかなか良いようです。ただ、70度ぐらいのぬるま温で抽出しなくてはいけないので、少々淹れるのが面倒です。
その点、烏龍茶やプーアル茶は抽出が楽でいいですね。黒茶は結構タバコに合った味だとは思いますが、空腹時には向いていないでしょう。油でコッテリとした料理を腹一杯食べた後にプーアル茶とダークローストしたタバコで楽しむ、というような時には最適ですが。
となるといつでも飲める物となると青茶、要するに烏龍茶の類の出番が多くなります。写真は台湾産の竹山茶。香りも味も良く、何杯でも飲める良品。それでいて価格も安いのは素晴らしいですね。タバコの味がしつこくなって来た時に味覚をリセットする感じに飲むことが多いです。

中国茶の良い点は味が出る限りは急須にお湯を継ぎ足せばちゃんと抽出できる点です。むしろ三度目ぐらいが美味しい気もしますね。やろうと思えばグィっと飲んで、ぷかりとパイプを吸うという行為が2時間ぐらいは可能です。4,5人で集まってやるともっと楽しいと思いますが、やったことはありません。毎度、功夫式でやるのはちょっと面倒なのでやりませんけど、写真のように蓋椀で直に淹れても飲めますし、茶漉し付きマグカップでもちゃんとお茶を入れることは可能です。茶葉がどこでも売っているものではないのが欠点ですが、知っておいて損の無い嗜好品でしょう。


さて、まとめとしてどれが一番お勧めできるか?となるとどれも一長一短で一概にコレが一番、とは言い切れないのですが、個人的には中国茶だと思います。なんといいますか、シガー関連の話で良く出てくる取り合わせなので凄く小難しい印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、別に大したことではありません。まあ、確かに高級茶葉を正式な作法でやれば難しいですが、毎度毎度そうする必要も無い訳でして。最低限で良ければそこそこの茶葉をただのマグカップの底に沈めただけでも十分に飲めます。コストパフォーマンスにしてもよほどの高級茶を買わない限りはむしろ安い感さえあります。欠点としてはトイレが近くなるという程度なものでむしろ健康には好都合ですし。今のところ自分のお勧めはこれになります。興味があれば試しにそこそこの青茶をマグカップに淹れて飲んでみて下さい。

・番外編 ホット・バタード・ラム
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自分はあまり酒は飲まないのですが、、よなよな酒を飲みながらパイプを燻らすこともあります。主な酒はバーボンかウィスキーで、大体はストレートでちびちびやりながら吸うことが多いです。ただ、あまり経験も財力も無いので、そこまで深くは語れませんが。

最近、試してみてこれはパイプタバコに合っているなあ、と思ったのはホットカクテルの代表格ホットバタードラムです。要はバターと砂糖とスパイスが入ったラムのお湯割りですが、特にヴァージニアとの相性がピッタリなような気がしてなりません。油分入りですので強めのタバコを吸った時に起こりがちなニコチン酔いを和らげる効果も多少は期待出来そうですし。写真は自分がたまに作るもので、丁子とナツメグを加えています。いろいろとパターンがあるようですが、この香りはパイプスモーカー向きなのではないでしょうか。
まあ、素人が作ったものなので大したものではありませんが、これはこれで美味しいものです。英国海軍発祥のグロッグという似たようなホットカクテルがありますが、寒い船上で飲みながらネービーフレイクを吸っていた船乗りも居たはずです。そういう気分で飲むといいんじゃないでしょうか。寒い冬の夜にはピッタリだと思いますので一度バーでちゃんとしたものを飲みながら1ボウル吸ってみると面白いのではないか?と思います。
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