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England's best pipe value

レストア小ネタ : ステムの補修2

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前回の続き。今度はリップ部分を補修してみます。上の写真が今回の作業で使う実験台のステムです。
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これは60年代の復刻版Royal Comoy #296に付いていたステムです。ワクワクしながら箱を開けてみたら、こんなステムが入っていてヘコんでしまうことも時にはありますね。まあ、このパイプは最初からダメージありで割引されていたので文句は言えませんが。
ハードに使われていた中古品に結構ありがちな事ですが、リップ部分がかなり磨耗しています。一箇所ヒビも入ってますね。奥歯で銜えて歯軋りでもしたのでしょうか?これが普通のパイプであれば奥歯で銜えるなりすれば我慢して使えない事はないのですが、大型のカナディアンとなると結構辛いものがあります。そんな訳で今回の補修の実験台になりました。

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今回はヒビ割れた部分は実用に支障の無い程度のものなので今回は諦めて、なんとか普通に使える程度にリップの補修のみをやりました。
まずはエッジの研削。ここまで磨耗してしまったらエッジを元通りにするのは削るしかないと思います。この作業は目の細かい平ヤスリ(ちなみに写真のヤスリは魚地球印の平#6)があると割と簡単に可能です。ヤスリ目のある側面をリップ側に向けてゆっくり削ると、右の写真の状態になります。実はこれだけでも歯に引っかかるので相当マシな状態になるのですが、折角なので今回はリップも補修してやります。

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補修は前回と同じく瞬間接着剤を使用しました。促進剤を塗布して接着剤を盛る作業を2度ほど繰り返した後に再度平ヤスリでエッジを付けます。仕上げにサンドペーパーで磨くとこうなります。

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あとはコンパウンドやバフで研磨するだけです。簡単な作業ながら、実用に困らない程度のステムにはなったと思います。

今回は結果としてかなり成功ましたが、リップが完全にまっ平らになった物はこの方法は難しいかもしれません。その場合はマスキングして瞬接をさらに盛ってやれば出来ない事は無いとは思いますが、強度的にちょっと不安です。エポキシ樹脂を盛ればもう少し頑丈になるやもしれませんが、あまり経費がかかり過ぎるのもなんですのでほどほどに作業をする程度が良いのかもしれません。
例によって自己責任の作業ではありますが、ボロいと判っていてあえてパイプを購入する際、もしくは予想以上にダメージが大きいパイプが届いてしまった時などには使えるテクニックだと思います。オリジナルとは違ってしまいますが、あくまでも実用品と割り切って使う際にはお勧め出来ますね。
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